| 利用した相談所 | IBJメンバーズ 名古屋店 |
|---|---|
| 性別 | 男性 |
| 年齢(入会時) | 36歳 |
| 年収 | 700〜1000万 |
| 活動エリア | 中部 |
| 活動月数 | 7か月 |
| お見合い数 | 30回 |
| 交際人数 | 13人 |
| 成婚有無 | 成婚せず退会した |
| 総合満足度 | ★★★★★ 2(不満) |
※本記事は個人の感想・実体験に基づくものです
IBJメンバーズ名古屋店で始めた婚活
お見合いにリュックサックで通っていた私に、担当の仲人さんがある日こう言いました。「クラッチバッグを買いましょう。荷物の少ない男に見えたほうがいいです」
正直、そんなことで何か変わるのかと思いました。でも言われた通りに買いました。
結局、私はそのバッグを持って何度もお見合いに行き、成婚することなく退会しました。バッグだけが今も手元に残っていて、普段使いでちゃんと役に立っています。
入会の動機はマッチングアプリの失恋
結婚相談所に入会したのは、マッチングアプリで出会って付き合っていた彼女と別れた直後でした。動機は綺麗なものではありません。ただ寂しかった。
その穴を早く埋めたくて、一番手っ取り早く結婚に近づけそうな場所に駆け込んだ、というのが正直なところです。
そしてもうひとつ、恥ずかしい思い込みがありました。自分のスペックは悪くないはずだ、という自信です。仕事も収入も年齢も、条件欄に書ける部分ではそこまで見劣りしないと思っていました。
だからスペックで勝負できると思っていました。プロフィールを並べて戦う場所なら、自分はやれるはずだと。今から振り返ると、完全な思い上がりでした。
カウンセリングで成婚できると言われた
入会前のカウンセリングで、担当の方は私の話を本当に親身に聞いてくれました。別れたばかりだということも含めて全部話しました。その上で言われたのが、「あなたなら絶対に成婚できますよ」という言葉です。
嬉しかったです。素直に、この人に任せようと思いました。
ただ、活動を終えた今となっては、あれは入会してもらうための言葉でもあったのだろうと思っています。その言葉を恨んではいません。ただ、あの一言でスイッチが入って財布を開いたのも事実です。
お見合い30回・仮交際13人の記録
活動期間は7か月でした。お見合いは全部で30回組みました。
意外だったのは、こちらから申し込むよりも、申し受け(相手からの申し込み)が結構来たことです。だから最初のうちは選ぶ側の気分でいました。届いたプロフィールの中から好みに合いそうな人を選んでお見合いを受ける。
この時点ではまだ、自分のスペックは通用していると思っていました。仮交際には13人と進みました。しかし真剣交際には、一度も進めませんでした。一度もです。
仮交際とLINEで期待した女性
一番印象に残っているのは、すごく自分のことに興味を持ってくれた女性です。お見合いの席から質問がどんどん飛んできて、話が途切れませんでした。こんなに自分に関心を持ってくれる人がいるのかと驚いたくらいです。
仮交際に進み、LINEのやり取りも続きました。ここまで来たのは初めてだったので、正直かなり期待していました。
そして最初のデート。食事の席で、彼女がこう言いました。「私は子供は欲しくないんです」
そこから空気が変わりました。婚活の場でそれを言うということは、こちらも同じ答えを出さなければいけない。でも私はその場で返す言葉を持っていませんでした。
曖昧に受け止めることしかできず、そのまま重い雰囲気で店を出ました。その後、連絡は一度も来ませんでした。一週間ほどして、仲人さんから交際終了の連絡が来ました。
医療系の女性との交際終了
もうひとり、印象に残っている方がいます。医療系のお仕事をされている女性でした。プロフィールを見た時点では、正直こちらが気後れするくらいの相手です。
ところが会ってみると、話が合いました。音楽の趣味が近く、しかもオンラインゲームの話まで通じました。婚活の場でこんなに素の話ができるのかと驚いたのを覚えています。
仮交際に進んだあとも、やり取りは楽しかったです。問題はスケジュールでした。相手の仕事が多忙で、こちらの予定と噛み合わない。
何度か日程を出し合ううちに時間だけが過ぎていき、結局、食事以外のデートに一度も行けませんでした。そして交際終了。理由は「結婚相手としては向かないと思う」でした。
この言葉には納得もしました。話は合うけれど、生活のリズムが違いすぎる。結婚を前提に考えれば、確かにその通りです。ただ、だからこそ思うのです。あの人とは、友達としてならずっと仲良くなれたんじゃないかと。
交際終了で切った縁について考えた
交際終了の理由は、たいてい「フィーリングが合わない」といったオブラートに包まれたものでした。本当の理由はわかりません。
きつかったのは理由の曖昧さより、その後です。LINEを交換して、こちらがお店を予約して、食事代を払って、何度かやり取りをした相手と、終了が決まった瞬間に連絡先を消して二度と会わない。それが相談所のルールです。
普通に生きていれば、縁というのはもっとゆるいものだと思うんです。別れても、どこかで細く繋がっていて、何年後かに全然違う形で再会することもある。
でも相談所の交際終了は、その細い糸をその場でハサミで切るような作業でした。自分は縁を何本切ったんだろう、と考えるようになりました。結局この活動で一番考えたのは、結婚ではなく縁のことだったかもしれません。
土日はお見合い、消えた趣味の時間
活動中は、とにかく生活が忙しかったです。お見合いは土日に組むことがほとんどでした。当日はスーツです。
前日のうちにシャツにアイロンをかけ、当日は早く起きて髪をセットして、指定されたラウンジへ向かう。1日に3件組んだこともありました。午前、午後、夕方と移動しながら、初対面の人に同じような自己紹介を3回する。
家に着いてスーツを脱ぐ頃には、体力も気力も残っておらず、3人の顔と会話が頭の中で混ざっていました。平日は仕事、土日はお見合い。趣味の時間はほぼ消えました。今思えば、お金より先に削れていたのは時間と体力のほうだったかもしれません。
入会金と月会費以外にかかる費用
お金のことをいえば、率直に言って高いです。入会金229,500円、月会費15,500円。ここまでは契約書に書いてあるので納得して払いました。
見落としていたのは、その外側です。お見合いはホテルのラウンジで行うのが基本で、初回の飲み物代は男性が出すルール。男女合計で約3千円です。
1回あたりは数千円でも、回数を重ねれば効いてきます。それに加えてお見合い写真の撮影代、服、名古屋市内を移動する交通費。相談所に払うお金より、活動するために出ていくお金のほうが、体感ではじわじわ重かったです。
成婚せず退会して感じた解放感

私は成婚できないまま退会しました。退会して最初に湧いてきた感情は、悔しさでも寂しさでもなく、解放感でした。
土日が戻ってきて、スーツを着なくてよくなって、誰かに選ばれるかどうかを毎週気にしなくてよくなりました。そのとき、ようやく腑に落ちたことがあります。自分を相談所に向かわせたのは結婚願望ではなく、ただの寂しさだったということです。
入口が寂しさだったから、活動そのものがしんどくなった。解放されて初めて、それがわかりました。
今は趣味の時間が充実しています。一緒に遊ぶ友人もいます。パートナーについては、そのうち見つかればいいかな、くらいの気持ちでいます。あの頃の、今すぐ誰かで埋めなければという焦りは、もうありません。
婚活で残ったのは聞く力とバッグ
何も得られなかったかというと、そうでもありません。ひとつは例のクラッチバッグ。もうひとつは、人の話を聞く力です。
活動中に読んだ婚活マニュアルには、女性はとにかく話を聞いてほしい生き物だと書いてありました。それが本当かどうかは、正直今でもわかりません。
ただ、そう思って毎回のお見合いで相手の話を引き出そうとしていたら、聞く姿勢そのものが習慣として残りました。仕事でも役に立っています。成婚には結びつかなかった技術が、別のところで生きているのは不思議な感じがします。
活動中に聞いた話では、結婚相談所の成婚率はおよそ10%。成婚した人はお見合いを10人くらい重ねているとも言われました。
私はその回数を超えてもダメでした。つまり、回数の問題ではなく、私に何かが足りなかったということです。
これから結婚相談所を使う人へ
これから利用する方に、綺麗なことは言えません。伝えられるのは2つだけです。
ひとつは、結婚相談所は結婚を保証してくれる場所ではない、ということ。真剣な人が集まっていて、システムも整っていて、それでも私のようにお金と時間を使って何も残らない人間がいます。入れば何とかなるという気持ちで入ると、私と同じ場所に立つことになります。
もうひとつは、そもそも無理に結婚しなくてもいいのではないか、ということです。このご時世、結婚だけが人生の正解ではありません。私は寂しさから駆け込んで、結果として成婚には至りませんでした。
ただ、至らなかったからこそ、自分に足りない何かの存在に気づけたとも言えます。その何かを探しながら生きていく人生も、そんなに悪くないと思っています。手元にはクラッチバッグと、この経験だけが残りました。
| 入会金 | 229,500円 |
|---|---|
| 月会費(月額) | 15,500円 |
| 月会費 合計(7か月分) | 108,500円 |
| お見合い料 合計 | 0円 |
| 成婚料 | 0円 |
| その他実費 | 150,000円 |
| 総額 | 488,000円 |
※費用は回答者が利用した当時のおおよそのものです。現在の料金とは異なる場合があります。最新の料金は各相談所の公式サイトでご確認ください。
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IBJメンバーズは活動期間が最長6か月
IBJメンバーズには、お見合いから成婚までを原則3か月、最長でも6か月とするルールがあります。この期間には、仮交際と真剣交際の両方がふくまれます。つまり、入会した日から成婚までにかけられる時間が、最初から決まっているのです。
もう一つ大事な決まりがあります。真剣交際に進むと、それまで仮交際していた他の相手とは、交際が終わりになります。真剣交際は1人だけと進めるからです。
ご本人は仮交際まで13人と進みました。それでも、真剣交際には一度も進めていません。真剣交際の手前で終わった相手とは、そのたびに連絡先を消すことになります。
交際が終わるときは、自分で相手に伝えるのではなく、必ず結婚相談所を通す決まりです。会って、食事をして、何度も連絡を取った相手と、終わりが決まったその日に切れる。ご本人がつらかったと書いていたのは、この部分でした。
気になる相手ができたら、休みの日の過ごし方や子供のこと、お金の話まで、早い段階で聞いてみてください。相手と価値観が合わないと分かるのも、前に進んだということです。残りの時間を、本当に絞りたい相手のために使えます。
まとめ
寂しさからIBJメンバーズ名古屋店に駆け込に始めた婚活でしたが、ご本人は成婚には至りませんでした。それでも人の話を聞く力が身につき、無理に結婚しなくてもいいと思えるようになったそうです。真剣交際の手前で足踏みしている人にとって、参考になる体験談です。
