| 利用した相談所 | 個人経営の結婚相談所(現在は廃業しています) |
|---|---|
| 性別 | 男性 |
| 年齢(入会時) | 30歳 |
| 年収 | 300〜500万 |
| 活動エリア | 九州・沖縄 |
| 活動月数 | 6ヶ月 |
| お見合い数 | 6回 |
| 交際人数 | 1人 |
| 成婚有無 | 成婚せず退会した |
| 総合満足度 | ★★★★★ 2(不満) |
30歳という節目を迎えたとき、私は強い焦りに駆られていました。周囲の友人は次々と結婚し、家庭を築いていきます。それに比べて、自分は何をしているのだろう。早くパートナーを見つけなければ、一生取り残されてしまうのではないか。そんなプレッシャーから、当時の私は冷静な判断力を失っていました。
そんなとき、知り合いから「手厚く面倒を見てくれる個人経営の結婚相談所がある」と紹介されました(その相談所は現在は廃業しています)。今思えば、この「信頼している知り合いからの紹介」という安心感が、判断を鈍らせるきっかけだったのかもしれません。客観的なリサーチもせず、藁にもすがる思いで、その相談所に入会しました。
入会時の料金システム
提示された料金は、入会金が10万円、お見合いの紹介料が1回につき1万円。外でのデート費用は基本的にこちらが全額負担するというものでした。これだけのお金を払うのだから、それに見合う本気の出会いがあるはずだ。当時の私はそう自分に言い聞かせ、大きな期待を胸に入会手続きを済ませました。高額な出費も、幸せな未来への投資だと信じていました。
活動を始めて感じた違和感
ところが、活動を始めてすぐに違和感を覚えるようになりました。相談所は次々とお相手を紹介してくれ、半年の間に5〜6人と会うことができました。ペースとしては悪くありません。それでも、実際に会ってみると、どの相手も結婚にあまり積極的ではないように感じられました。
特に不思議だったのは、紹介される女性が決まって遠方の市外や県外の方ばかりだったことです。近くでの出会いを望んでいたのに、なぜか新幹線や特急を使うような距離の相手が続きました。お見合いの席でも会話は盛り上がらず、こちらが全額負担するデート代を目当てにしているのではと感じてしまう場面もありました。
紹介を受けるたびに、紹介料の1万円と、遠出の交通費を含めた数万円のデート代が出ていきます。出費はかさむのに、婚活の手応えはありませんでした。精神的にも金銭的にも消耗していく中で、「この相談所は自分に合っていないのではないか」という思いが強くなっていきました。入会から半年が経った頃、私はその相談所を退会しました。
退会後に気づいた、自分自身のこと
正直に言えば、当時の私は「あそこは悪質な業者だったんだ」と思い込むことで、自分を守っていた部分がありました。相談所を悪者にすることで、自分の弱さから目をそらしていたのです。
30歳にもなって、よく調べもせずに飛びついてしまった自分。お金を払っても、なかなかご縁につながらなかったという現実。その見たくない弱さを、当時は「だまされた」と憤ることでしか受け止められませんでした。それほど心が傷つき、追い詰められていたのだと思います。今振り返ると、相談所が本当に不正をしていたのかは分かりません。確かなのは、私自身が焦りで冷静さを失っていたということです。
高すぎた勉強代と、その後の変化
手元に残ったのは、数十万円の金銭的な損失と、深い挫折感でした。最初からあんな選び方をしなければ、大切な時間とお金を無駄にせずに済んだはずです。自分の浅はかさを、しばらくは責め続けました。
ただ、この失敗を経て、心境に大きな変化が訪れます。皮肉なことに、痛い勉強代を払ったことで、それまで胸を締めつけていた結婚への異常な焦りが消えていったのです。お金を払って無理にご縁をコントロールしようとするのをやめ、まずは自分の生活を充実させ、自然体で過ごすよう心がけました。
すると不思議なもので、その後はまったく別のルートで素晴らしい人と巡り合い、結婚することができました。あの相談所での苦い経験と、自分の弱さに向き合った時間があったからこそ、目の前に現れた誠実な相手の価値が、痛いほどよく分かったのだと思います。結果的には良かったとはいえ、本当に遠回りで、高すぎる勉強代でした。
| 入会金 | 100,000円 |
|---|---|
| 月会費(月額) | 0円 |
| 月会費 合計(6ヶ月分) | 0円 |
| お見合い料 合計 | 60,000円 |
| 成婚料 | 0円 |
| その他実費 | 40,000円 |
| 総額 | 200,000円 |
※費用は回答者が利用した当時のおおよそのものです。現在の料金とは異なる場合があります。最新の料金は各相談所の公式サイトでご確認ください。
この体験談からわかること
九州・沖縄エリアの個人経営の結婚相談所を利用した、入会時30歳の男性による体験談です。その相談所は現在は廃業しています。活動した期間は6ヶ月。お見合いを6回重ね、1人と交際に進んだものの、成婚には至らず退会しています。
かかった費用の総額は200,000円でした。総合満足度は5段階で2と、低めの評価がついています。結婚相談所選びでつまずいた一例として、これから相談所を探す方の参考になる記録だと感じます。
調べないまま飛びこんだ入会と、続いた違和感
この方が相談所を選んだきっかけは、知り合いからの紹介でした。当時は結婚への焦りが強く、冷静にくらべて選ぶ余裕がなかったようです。信頼できる人からの紹介という安心感が、かえって下調べをしないまま決めることにつながったと振り返っています。
活動を始めてからは、いくつかの違和感が続きました。紹介される相手が、決まって遠方の市外や県外の方ばかりだったという点です。近くでの出会いを望んでいたのに、なぜ遠方なのか。理由が分からないまま、お見合いが重なっていったようです。
退会後にこの方が出した答えも、印象に残ります。相談所が本当に不正をしていたのかは分からない。確かなのは、自分が焦って冷静さを失っていたことだ。そう自省している点に、この体験談ならではの深さがあります。
どんな人の参考になるか
30代に入って、結婚への焦りを感じ始めた男性に、特に近い事例ではないでしょうか。年収帯は300〜500万で、決して無理のない出費とは言えない金額をかけています。それでも成婚には至らず、退会という結果になりました。
この記録から見えてくるのは、相談所を選ぶときの「選び方」の大切さです。知り合いの紹介や安心感だけで決めず、料金の仕組みやサポートの中身を自分の目で確かめること。焦っているときほど、その一手間が後悔を防ぐのかもしれません。
総額200,000円をかけて成婚には届きませんでしたが、この方はその後、別のかたちで結婚に至っています。失敗を含めた一つの過程として、これから婚活を始める人の判断材料になるはずです。
まとめ
総額200,000円をかけ、お見合い6回・交際1人を経て、成婚せず退会した事例です。結果だけ見れば遠回りでした。それでも、相談所選びで何を確かめるべきかを教えてくれる、学びの多い体験談だと感じます。
