| 利用した相談所 | フィオーレ |
|---|---|
| 性別 | 男性 |
| 年齢(入会時) | 24歳 |
| 年収 | 500〜700万 |
| 活動エリア | 中国・四国 |
| 活動月数 | 24ヶ月 |
| お見合い数 | 50回 |
| 交際人数 | 10人 |
| 成婚有無 | 成婚せず退会した |
| 総合満足度 | ★★★★★ 1(とても不満) |
あたたかい家庭が欲しいと願った冬
私が結婚相談所に足を運んだのは、2023年12月、肌を刺すような寒さが身に染みる冬のことでした。当時、私は社会人3年目を終えようとしていた頃です。
仕事にもようやく慣れ、周囲からの信頼も少しずつ得られるようになっていました。しかし、それに比例するように増えていく仕事量と責任。気がつけば、毎日家と職場を往復するだけの仕事人間になっている自分にハッとさせられました。
「自分は一体、何のためにこんなに働いているのだろう」。夜遅く帰宅した静かな部屋で、そう自問自答する夜が続きました。そして次第に、人生の中に仕事以外の明確な目標や心の拠り所、つまり自分のあたたかい家庭が欲しいと強く願うようになったのです。
とはいえ、コロナ禍の真っ只中での就職だったこと、さらに地元を離れて見知らぬ土地で暮らしていたことから、当時の私の人間関係は非常に希薄でした。この環境で、自力で一から結婚相手を見つけるのは至難の業です。
忙しい業務の合間を縫って効率よく、かつプロの手厚いサポートを受けながら婚活を進めたい。そう考えた私は、結婚相談所を利用することを決意しました。
期待を込めて選んだフィオーレ
いくつか無料相談を回る中で、私の話を最も親身になって聞いてくれたのがフィオーレでした。職場の近くにあって通いやすく、仲人(担当者)がしっかりと伴走してくれるスタイルが、当時の私には最適に思えたのです。
初めての婚活ということもあり、長期戦も視野に入れてお見合い料無料・2年間プランを選択しました。入会料を含めた初期費用は、約37万円。当時の私にとって、この金額は正直かなり高いと感じるものでした。
それでも、これからの長い人生のパートナーを見つけるための初期投資です。自分の未来がかかっていると考えれば、支払う価値のある出費だと自分を納得させ、一歩を踏み出しました。
順調に見えた活動初期
入会後は、プロによるお見合い写真の撮影や、専用マッチングサイトでのプロフィール作成など、慌ただしくも新鮮な日々が始まりました。
最初は仲人さんも頻繁に「進捗はどうですか?」と連絡をくれ、対面での面談もセッティングしてくれました。「私のためにここまで動いてくれるんだ」と、純粋に嬉しく頼もしく感じたのを覚えています。
その甲斐あってか、活動初期はいわゆるビギナーズラックもありました。何人かの女性とお見合いが成立し、仮交際へ進むこともできたのです。

突きつけられたシビアな現実
しかし、活動を継続するうちに、結婚相談所という場所のシビアな現実を突きつけられることになります。お互いに明確な結婚の条件を持って集まる場所だからこそ、少しでも条件が噛み合わなくなると、関係は一瞬で途絶えます。
昨日まで楽しくメッセージを交わしていたはずの女性から、1回目のデート直後に、システム経由でお断りの定型文が届く。そんなことが何度も繰り返されました。
男性側よりも女性側の方が、将来を見据えて非常に現実的かつスピーディーに判断を下している。そのことを、身をもって痛感しました。
期待外れだったサポート体制
活動中、最も精神的に応えたのは、仮交際からその先(真剣交際)へ進めない時期のサポート体制でした。お見合い自体は組めるものの、どうしても次のステップに進めず悩んでいたのです。
そこで私は仲人さんに、お相手からのフィードバック(お断り理由)を踏まえて、自分のどこを改善すべきかアドバイスが欲しいと相談しました。しかし返ってきたのは、「私もその場に同席していたわけではないので、何が悪かったのかは分かりかねます」という、なんとも冷ややかな言葉でした。
手厚いサポートを期待して高い費用を払ったはずなのに、結局は暗闇の中を手探りで進むしかありません。孤独感としんどさが、日に日に募っていきました。
不信感を決定づけた養子欄のトラブル
さらに、仲人側とのコミュニケーション不足を決定づけるトラブルが起こります。私は一人っ子であり、家を継ぐ必要があるため、養子には入れないと最初から明確に伝えていました。
しかしある時、お相手の女性から「養子として男性を迎え入れたい」という強い希望があることを、お見合いの席で直接切り出されたのです。気まずい空気の中、後からプロフィールを確認すると、私の養子欄がなぜか可能で登録されていました。
この件を仲人さんに指摘しましたが、謝罪の言葉はありません。「女性と男性のプロフィールにおける養子欄の意味合いの違い、ご存知ありませんでしたか?」と、こちら側の知識不足であるかのような釈明をされ、一気に不信感が募ってしまいました。
そして迎えた期間満了
このような小さなすれ違いや不信感が積み重なり、私自身も次第に婚活へのモチベーションを維持できなくなっていきました。折悪しく仕事もさらに多忙になり、物理的にも精神的にも婚活に割くリソースが枯渇してしまったのです。
そして2年間が満了。最終的に素敵なお相手と巡り合うことはできず、期間満了による退会という結末を迎えました。
仲人さんからは「また次も一緒に頑張りましょう」と継続を勧められました。しかし、相談所のシステムやサポート体制に対する冷めきった気持ちは戻らず、そのままお断りをして相談所を去りました。
これから利用を検討する方へ、3つのアドバイス
苦い経験となった私の2年間ですが、この活動を通して得た学びは非常に大きかったです。これから結婚相談所の利用を検討している方に、私から3つのアドバイスを送りたいと思います。
1. サポートをすべて仲人任せにしないこと
結婚相談所に入れば、誰かが手取り足取り結婚まで導いてくれるわけではありません。仲人さんも多くの会員を抱えているため、アドバイスの質や対応力には個人差(いわゆる相性の当たり外れ)があります。
自分自身のプロフィールの内容に間違いがないか、主体的に細部まで確認する姿勢が不可欠です。
2. 精神的・時間的な余白を持って始めること
結婚相談所での活動は、想像以上にエネルギーを消費します。お断りされるたびに一喜一憂せず、心と時間に余裕がある状態で始めましょう。仕事が繁忙期ではないタイミングを選ぶのがおすすめです。
3. 費用対効果を冷静に見極めること
数十万円という大金を支払う以上、慎重な見極めが欠かせません。その相談所が提供するサービス(お見合い料の有無、定期面談の頻度、成婚定義など)が、自分の性格やライフスタイルに本当に合致しているか。無料相談の段階で徹底的に質問して見極めてください。
| 入会金 | 370,000円 |
|---|---|
| 月会費(月額) | 4,400円 |
| 月会費 合計(24ヶ月分) | 105,600円 |
| お見合い料 合計 | 0円 |
| 成婚料 | 0円 |
| その他実費 | 100,000円 |
| 総額 | 575,600円 |
※費用は回答者が利用した当時のおおよそのものです。現在の料金とは異なる場合があります。最新の料金は各相談所の公式サイトでご確認ください。


お見合いは組めても、次に進むための材料が足りなかった
24か月で50回のお見合いをし、10人とは交際に進んでいます。出会いの機会がまったくなかったのではなく、交際を続けるために何を変えるべきか分からない状態が続いたことが、大きな問題でした。
本人は、仮交際から先へ進めない理由を知り、自分を直すヒントがほしいと担当者に相談していました。しかし具体的な助言を得られず、同じような場面でどう振る舞えばよいのかを、自分だけで考え続けることになりました。
さらに、最初に伝えていた養子に入れないという希望と、実際のプロフィール登録が食い違っていました。サポートの良し悪しは面談の回数だけでは決まりません。本人の大事な条件を正しく登録し、問題が起きたときにきちんと直せるかまで含めて判断する必要があります。
プロフィール確認と相談の流れを、入会前に聞いておく
入会を決める前に、プロフィールを誰が入力し、公開前に本人がどのように確認できるのかを聞いておくと安心です。画面や印刷した内容を見ながら、家族との同居、住む場所、子ども、養子などの項目を一つずつ確認できるかを確かめましょう。
意味が分かりにくい項目は、その場で担当者に説明を求めることも大切です。自分では希望なしのつもりで選んだ項目が、お相手には別の意味で伝わることもあるため、どんな相手にどう表示されるのかまで確認しておくと、早い段階の行き違いを減らせます。
交際が終わったときの相談方法も、具体的に聞いておきたい点です。お断り理由をどこまで共有できるのか、理由が分からない場合は何をもとに次の改善を考えるのかを確認しておけば、困ったときに一人で抱え込みにくくなります。
まとめ
フィオーレで24か月活動し、50回のお見合いと10人との交際を経験したものの、成婚には至らず、総額は575,600円でした。出会いの数だけでなく、登録内容の確認や交際後の相談までしっかり任せたい人にとって、入会前に確認すべき点が分かる事例です。
